全世界のピラミッド総まとめ!エジプトだけではない 

ピラミッドパワースポット

古代ギリシアの数学者であり旅行家であるフィロンが提唱した「世界の七不思議」
そのうちの多くが自然災害や人為的な破壊により姿を消したが、現在でもほぼ完全な形を残しているものが存在する。
エジプト第四王朝ファラオであるクフ王の墳墓、ギザの大ピラミッドである。
特徴的な形とその大きさから多くのオカルト、スピリチュアルに用いられ、その神秘性に魅せられる者は建造から4000年以上経つ現在でも後を絶たない。
宗教的な意味合いを持った古代の巨大建造物。
ロマンにロマンを重ねて隠し味にロマンを突っ込んだような、オカルト界の金字塔。
そんな言葉遊びをしてしまうぐらいには、オカルト好きにとっては重要な立ち位置を占めているピラミッド。
実はエジプトだけではなく、世界各地に存在していることをご存じだろうか。
と、いうわけで今回は、世界各地に点在するピラミッドを紹介していきます!

スポンサーリンク

マヤのピラミッド? 【エル・カスティーヨ】

最初に紹介するのは、2015年の滅亡説で有名になったマヤ文明の遺跡であるチチェン・イッツァにあるピラミッド、エル・カスティーヨです。
イッツァという名前で察する方もいるかもしれませんが、作ったのはスペイン軍に対抗、及び犠牲者の心臓などを用いた凄惨な儀式で有名なマヤ系部族イツァ族により建造されたものですね。
高さは24m、基底部の広さは55.3m四方。4面それぞれに91段の階段がついており、合わせて364段、最上部の神殿の一段を合わせて365段となり、太陽暦の1年を表しているものとなります。
また、大きな9段から成り立っており、それが真ん中の階段で切り離され一面に18段。これがマヤ歴の1年である18か月と5日を表しているとして、暦のピラミッドとも呼ばれています。
北面の最下段にはクルルカン(アステカで言うケツァルコアトル)の頭部があり、春分、秋分の日には日没に影が頭部と繋がり胴体となり、クルルカンの降臨と呼ばれる現象が起こります。
このような高度な建築技術と暦の技術がありながらも、産業基盤などにおいては未発達であり、生贄などの儀式に頼っているところが見られます。
このカスティーヨの内部にもトルテカ=マヤ方式のピラミッドが内蔵されており、生贄文化の象徴である「チャック・モールの像」が存在しますね。

世界最大?ボスニアのピラミッド

世界最大と目されるピラミッド群が、バルカン半島北西部、ボスニア・ヘルツェゴビナに存在するのではと言われるようになったのは、つい15年ほど前である2005~6年あたりからですね。
発見場所は首都サラエボから30㎞たらずの小都市ヴィソコ、今まで丘陵だと思われていたものが、45度の傾斜をもつ四角錐だと判明したのです。
続いて同地の衛星写真から同型のものが追加で2つ見つかり、発掘調査が開始、民間の考古学者であるオスマナジッチを主軸に研究が始まりました。
彼曰くこの建築物群は、12,000年前に築かれたものであり、かつては階段式のピラミッドであったとの事であり、人口トンネルや古代文字も発見されました。
また、ピラミッドの角部分が正確に東西南北を向いている上、人工的な研磨後、セメントのような白いものが積み重ねられた石の間に挟まっているなど、いくつかの他の古代ピラミッドとも共通するような特徴から、ピラミッド説が後押しされました。
今ではピラミッドの権威である「ザビ・ハウス」からの推薦を受け、ユネスコの世界遺産の候補としても上げられます。
ただ、考古学者などからは批判の声も多く、EAA宣言(ヨーロッパ考古学者協会宣言)においてはかなり強く否定されています。

地面から生える首?ネムルト・ダー

トルコ東部にあるネムルト山。
このネムルト山の山頂には高さ50mほどのピラミッドが鎮座しています。
これ自体は特に特徴のない普通のピラミッドなのですが、その周囲が少し奇妙なものとなっております。
直径150mにもなるピラミッドの周りには、8mほどの首のない巨大な石像が何体も佇んでいるのです。
さらにその周囲には、その石像の頭部と思われる、2mほどの頭だけが地面から生えるようにいくつも落ちているのです。
ギリシアやペルシアの神話がモチーフとなった像が多く、紀元前1世紀にこの地を治めたコンマゲネ王国のアンティオコス1世のものもあることから、彼の墳墓ではないかと言われています。
ただ、ピラミッドは小石を積み重ねた構造で崩壊の危険性が高く、発掘が容易ではないため詳しいことはいまだにわかっていません。
現在では世界遺産に登録されており、石像たちは今でも立ち寄る観光客を、睨むように鎮座しております。

テオティワカンのピラミッド群

テオティワカン
エジプトの次に有名なピラミッドと言えば、皆さんマヤのピラミッドかこのテオティワカン文明のピラミッドを思い浮かべるのではないでしょうか。
メキシコの首都であるメキシコシティから北東約50㎞、紀元前2世紀から後6世紀まで続いたテオティワカン文明では、多くの巨大ピラミッドが建造されました。
テオティワカンでは計画的な都市設計がなされており、月のピラミッドからまっすぐ伸びる死者の大通りを基点とし、各施設が配置されています。
その中でも一番大きなピラミッドである太陽のピラミッド、二番目に大きな月のピラミッドが有名で、それらを含め15のピラミッドが都市の広場を覆うように建造されています。
これらのピラミッドは多くが破壊、風化してしまい、用途などがよくわかっていないものもあります。
太陽、月といった呼び名、またテオティワカンという名前自体も、文明が後退したのちにその地に来たアステカ人によって名づけられたものです。
巨大な規模であるにも関わらず、多くの謎を秘めたテオティワカンのピラミッド群。
祭っていた人も、神も、すでに消えた中、形だけ残るそれらは、どこか寂し気な風格を味わわせながらも、今日もメキシコに存在し続けているのです。

世界最多!クシュ王国のピラミッド

世界で一番多くのピラミッドがある場所。
こう問われれば皆さんエジプトを想像すると思われます。
砂漠地帯に四角錘の建物が並び立つ風景……。
思い浮かべている風景は間違っていないのですが、厳密にはエジプトではなくスーダン、クシュ王国時代に建てられたものが、世界最多のピラミッド群となります。
クシュ王国でも、ナパタ王国、メロエ王国時代にはエジプト文明に文化面で大きな影響を受け、王墓としてのピラミッドが多数建造されました。
その数およそ220其、スーダン全体で見れば1000其近いと言われ、3000年かけてエジプトで作られたピラミッドが120其であることから見ても、かなり多いことがわかります。
ただしエジプトのものと比べて小さいものが多く、6~30mで傾斜は70度。基礎は大きくとも幅8mを超えることありません。
ピラミッドはすべてが盗掘にあっておりますが、描かれているレリーフから、過去にはミイラが収められていたことがわかります。
数も多く、これからの発見が期待されるピラミッド群ですね!

スポンサーリンク

アメリカのピラミッド?カホキア

イリノイ州セントルイス郊外。
ミシシッピ文明の遺跡には、多くのマウンドと呼ばれる台形型のピラミッドが存在します。
マウンドの数はおおよそ120、多くは神殿として使われ、中には墳墓もあったそうです。
副葬品には貝や真珠、打ち出し細工の銅板などが埋葬されており、主人とともに従者の遺体が見られる墓もあります。
中でも一番大きいものは広場の北側にある「モンクス・マウンド」であり、高さは30mほどだが底面積で言えばギザのピラミッドやテオティワカンの太陽のピラミッドなどよりも大きなものとされています。
このカホキアを中心としたマウンド群はミシシッピ文化において、最初で最大、もっとも影響力のある、祭祀センターでしが、洪水や疫病の影響から打ち捨てられたと言われています。
現在では世界遺産に登録され、観光客が多く立ち入る場所となっています。

ホワイト・ピラミッド

長い歴史と文明を持ち、オカルトやスピリチュアルな話題に事欠かない国、中国。
そんな中国にもピラミッドは存在すると「言われている」
この、言われている、というところにカギカッコを付けたのは、いまだにその存在が公式に認められていないからである。
ピラミッドのような巨大建築物を隠し通すことが可能かはさておき、現在断片的に伝えられている情報を読み解いていこう。
初めて存在が確認されたのは1912年、旅行者による証言からピラミッドの存在が疑われ始めます。
その後1945年にはアメリカ空軍のパイロットが確認、1947年にはその時撮影した写真が公開されました。
1994年にはNASA、2005年には商業衛星イコノスが、宇宙空間からその存在を認識、ギザの三大ピラミッドと同じくオリオンを形作る三基が確認されています。
現在では西安を中心に100其近く判明しているらしく、現地ではピラミッドの建設に関する伝説も残っているそうです。
中国からは一切公式な発表がなく、謎に包まれたピラミッド群ではありますが、地元住民はさほど気にしておらず馴染んでいるとか。
さすが4000年の歴史を持つ国、何があっても不思議ではありませんね。

【聖なる山】ロシアのピラミッド群

近年となり見つかるピラミッドは他にもあります。
2007年にロシアの極東部にて、双子山であるサストラ山、ブラト山が東西南北を示すピラミッドであることが判明、過去の伝承と共に注目されています。
続いて2012年にはバイカル湖最西端部にてピラミッド型の人口建造物が発見されました。
翌年の2013年にはコラ半島において9000年前のものと思われるピラミッドが発見され、そのまた翌年の2014年にはクリミア半島に2001年に発見されたピラミッドからミイラが出土するなど、怒涛の発見が相次いでいます。
これらの発見は、いくらロシアが広しと言えど驚異的な物であり、その歴史などからも様々な推測を読んでピラミッド界隈ではかなりロシアが重要視されています。
また、エジプトのエドフ神殿には「北国ドゥアトウンバ」より啓蒙された人々が訪れ、ピラミッドを作ったという伝承が残っているが、この北国というのをロシアに当てはめれば、エジプトのピラミッドの謎を解くカギにもなるかもしれません。
ピラミッド・ミステリーのカギを握る場所として、ロシアのピラミッド群は外すことができないものであると言えます。

古代文明?宇宙人?南極のピラミッド

ここまで様々なピラミッドを紹介してきましたが、どれらも人間でも作れるものばかりでした。
ですが、今から紹介するピラミッドは一味違います。
2012年に南極で発見された三基のピラミッドは、今までのピラミッドとは違い、人間が住んでいないとされる地域で見つかっているのです。
約3000万年前から氷におおわれているはずの南極、人類が住める環境ではなく、文明などが存在するはずがありません。
ですがその後行われたNASAによる「アイス・ブリッジ作戦」では、約100万年前の地層から新たに人工的なピラミッド構造の構造物が発見され、南極における古代文明の可能性が新たに浮上してきているのです。
他にも、オーパーツとして有名なピリ・レイス地図と呼ばれるものには、16世紀に描かれたはずなのに、20世紀まで明らかではなかった南極の海岸線が氷河のない状態で示されているなど、氷がない時代があり文明があったのでは?という説もあるのです。
確かに何百万年も前には、南極は今でいう赤道辺りに存在し、人間も生息可能だったとされています。
ですが、その時代には石を運ぶ車輪もなければ、火すら使えず、猿人がやっと出てきたかどうかといったレベルです。
アイス・ブリッジ作戦で見つかった人口ピラミッドの時代も、ジャワ原人が出て来て数十万年、まだ北京原人は出てきてないぐらいでしょう。
そうなると人類とはまた別の超文明、宇宙人の可能性が出てきます。
様々な謎が眠る南極のピラミッドですが、これからの研究に期待したいです。

日本にもあった!日本のピラミッドたち

世界各地に散らばるピラミッド群。ついには新人類が存在しない時代のものまでもありましたが、日本にはピラミッドは存在しないのでしょうか?
結論から言えば、有ります。それも三つも。
というわけで今回は最後に、日本のピラミッドを紹介して締めたいと思います。

葦嶽山ピラミッド

日本のUMA好きなら知らない人はいないであろう、日本版雪男のヒバゴン。
そのヒバゴンで有名な広島県の比婆郡(現庄原市)に、2万3000年前のものと言われるピラミッドが存在します。
それがこの葦嶽山。
この山自体がピラミッドとされているのです。
この葦嶽山を研究した酒井勝軍氏によれば、これは本殿であり、100m東方の鬼叫山の拝殿と合わせて神殿であるというのです。
この葦嶽山には多くの人工物としか思えない巨石などが残っており、またアヒル文字と呼ばれる神代文字が発見当時は存在したなど、日本における古代文明の痕跡を残しているものとされています。

皆神山ピラミッド

皆神山
長野県松代にある少しひしゃげた二つの山、皆神山は、一見ピラミッドとは思えない形をしています。
なにしろ四角錘ではなく登頂部分がへこんでおり、ピラミッドを途中で切り取ったような形となっているからです。
ですがこれこそピラミッドである証であり、人工物で積み上げたからこそ不安定で一部陥没してしまったのだ、という説明がなされています。
世界最大で最古を名乗っていますが、実際のほどはどうなのでしょうか……。南極の方が古い気が……。
修験道の修業が盛んであり、山の中腹には天の岩屋戸と呼ばれる石室があったりと、いろいろと曰く付きのパワースポットではあります。
毎年皆神山ピラミッド祭りというものも開催されており、興味がある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

黒又山ピラミッド

別名クロマンタとも呼ばれる秋田県にあるピラミッドです。
厳密に言えば人工的に積み重ねたものではなく、山を削って四角錘の形に整え信仰されたというものですね。
クロマンタというのはアイヌ語にルーツを持ち、「神野山」を意味するクルマキシタから転じてクロマンタとなったと言われています。
1992年に同志社大学の研究で、山頂より縄文後期から続縄文期にあたる時代の祭事用土器が発見され、また単一で直立した巨石(メンヒル)なども見つかったことから、山岳祭事の遺跡であることが判明しました。
地中レーダー検査では7~10段の階段も見つかり、階段型ピラミッドなどの人口建築物である可能性も浮上し、東西南北に位置する神社の位置とずれから逆算すると、紀元前2000年ほどに作られたのではないかと目されています。

全世界のピラミッドまとめ

ここまでで、世界のピラミッドと呼ばれるものの有名どころは抑えられたと思います。
エジプトのものばかり取りざたされるピラミッドでしたが、よくよく見てみれば世界各地にそれぞれいわれのあるピラミッドが点在しています。
皆さんもぜひ、これを機会にピラミッド・ミステリーの道へと足を一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか。