数秘術(ヌメロロジー)はなぜ当たる?数秘術の流派や歴史、計算方法を徹底解明!

数秘術

数秘術(ヌメロロジー)という占術を聞いたことがあるでしょうか。
おそらく、占星術やタロット占いに比べると知名度はまだまだ低い占いになるでしょう。

しかし、数秘術の起源は19世紀末にまで遡るほど歴史が深く「当たる」占いとして世界に広がりつつあります。

数秘術では、性格や人生のサイクルを知ることはもちろん、「生きる意味」や「使命」までも読み解くことが可能となります。

今回は、そんな魅力たっぷりな数秘術(ヌメロロジー)について徹底解説していきます!

 数秘術の歴史

数字
数秘術は、別名「ヌメロロジー」という呼び方をします。このヌメロロジーの語源はラテン語でnumeralisが由来となってり、直訳すると「数の言葉」という意味になります。
そのため、数にはそれぞれ「意味」があり、「メッセージが秘められている」ということが数秘術の概念になります。

現代よく知られている数秘術は、19世紀末から20世紀前半にかけて広がり流行してきたものになります。
そもそもの始まりは、古代ギリシャの数学者であるピタゴラスによる「宇宙の根源は数である」という考えから派生しています。

ピタゴラス式数秘術とは?

数秘術には、様々な流派があります。ピタゴラスの数への概念が反映されている「ピタゴラス式数秘術」は1~9の一桁のみの数を扱うという非常にシンプルなもので読み解きます。

良く知られている数秘術は「カバラ数秘術」や「モダン・ヌメロロジー」という2つの流派のものになります。
ピタゴラス式数秘術との大きな違いは、マスターナンバーと呼ばれるゾロ目の数が存在していることです。

カバラ数秘術とは?

カバラ数秘術は、ユダヤ教の思想が数字に反映されており、マスターナンバーは11・22のみになります。
実は、日本で流布している数秘術はモダン・ヌメロロジーになります。こちらは、マスターナンバー11・22・33の3つを扱うことが多いです。

とはいえ、モダン・ヌメロロジーと謳いながらマスターナンバーは11・22までであったり、11・22・33・44までを扱う占い師の方がいたりします。
それぞれが独自の見解で数秘術を広げていると言えますので、「○○派」という線引きはし難いことが現実です。

ライフパスナンバーの計算方法と数字のもつ才能

それでは、現代最も活用されているモダン・ヌメロロジーであなたのライフパスナンバーを算出してみましょう。
ライフパスナンバーとは、その人の持って生まれた才能や個性、人生で縁のある出来事を映し出している数のことをいいます。

算出方法はシンプルで、生年月日を構成している二桁以上の数を一桁に分解し、一桁になるまで足し合わせていくだけです。

例)1990年3月11日の方の場合
1+9+9+0+3+11=24
2+4=6 ライフパスナンバーは「6」となります。
これらの過程で、11、22、33となるものはそのままにして扱うようにします。

それでは、ライフパスナンバーから見る、それぞれの性質や才能について次の項目より順に解説していきます。

ライフパスナンバー「1」「2」の才能

「1」の人は、自立心やリーダー性があります。
自分が望んでいなくても、みんなを引っ張るポストを任されている経験が多いはずです。
もし、目立たないようにしている場合はもったいないことです。「1」の人が持つ積極性やカリスマ性は、人々に勇気を与えるのです。

「2」の人は、調和的な姿勢とリーダーを補佐する能力に長けています。実際にもリーダー性のある人と出会うことや関わりを余儀なくされることが多いでしょう。少し、ワンマンな人や強引な人と関わりを持っても、知恵と洞察で上手くサポートすることができます。人々の機微を読み取ることも得意とします。

ライフパスナンバー「3」「4」の才能

「3」の人は、楽観的に物事を捉え、自由に創造する能力に恵まれています。
表現力に優れ、感じたことを素直に出していくでしょう。無邪気さがポイントですが、ややワガママな側面も持ち合わせています。それでも、「3」の人だからこそ可愛いがられ、愛されるのです。喜びを人と分け合うことを意識していけば、より豊かな人生になります。

「4」の人は、真面目で安定思考です。堅実に物事を進めていきますので、周囲からの信頼は抜群です。お仕事でもプライベートでも、より「確実に成果を生むもの」に着目し、強い意志のもと突き進みます。人との関係に不器用な面もありますが、長い時間をかけることで安心感や信頼をもってもらえます。主体性と実際的な行動で人々を守ります。

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ライフパスナンバー「5」「6」の人の才能

「5」の人は、自由で多才です。一カ所に留まることが苦手で、すぐに飽きてしまうところがありますが、頭の回転が速く臨機応変に人生を渡り歩きます。
コミュニケーション上手で言動がコロコロと変わることが特徴ですが、既存のものを壊し新しいものを生み出す能力に長けています。古き良きを大切にしながら、時代に合ったものを創る使命が与えられています。

「6」の人は、母性的な愛情が豊富で律儀です。人を育成するポストを任されることが多い人生になり、厳しくも優しい愛情で人と関わります。
愛情が行き過ぎると、支配的になってしまったりお節介を焼いたりしますが、それも「6」の人の持ち味となります。指導する立場や人と人とを結びつけ仲介する才能があります。

ライフパスナンバー「7」「8」の人の才能

「7」の人は、追求することや分析することを得意とします。物事に対して一度、疑ってみて検証しようとします。「7」の人は、自分の中で独特なルールや見解があり、それに従って行動していきます。細部にまで思考を巡らせ、答えを見つけだします。
組織よりも個人としての活躍で才能が活かせることでしょう。

「8」の人は、物質的な豊かさに恵まれ、パワフルさや忍耐力が備わっています。
根気がある人が多く、小さな障害には躓くことが少ないでしょう。親分気質なので組織で活躍することができ重宝されます。タフな精神力を持っていますが、一度気分が落ちてしまうとどこまでも沈んでしまう傾向もあります。自身のコントロールに気を配るようにしましょう。

ライフパスナンバー「9」「11」の人の才能

「9」の人は、達観性があり真実を見極める力に長けています。周囲からは「何を考えているのかわかりづらい」と思われることもありますが、博愛主義で平和主義です。
「9」はスピリチュアル性の高い数なので、人々の行くべき道を照らし続ける役目を担っています。やや優柔不断で決断力に欠けてしまうところはありますが、自然と人が集まり支えてくれることでしょう。

「11」の人は、繊細で鋭敏な感受性を持っています。マスターナンバーはスピリチュアルな道との縁が深いのですが、「11」の人はアートや学問で人々を導く位置に立ちます。
特別に感受性が強いため、繊細で気疲れしやすい面をもっています。
一人の時間をもちつつ、自分の内側と向き合うことが必要になります。

ライフパスナンバー「22」「33」の人の才能

「22」の人は、大きな理想を描き、それを現実化する能力に恵まれています。
他のマスターナンバーに比べて、地に足が着きやすいのですが融通が利かず頑固な面が全面で出てしまうとせっかくの才能が発揮できなくなってしまいます。
夢や希望を実現させる力を人々のために使うようにしましょう。

「33」の人は、ライフパスナンバーのなかで一番の変わり者として知られています。愛情が豊かで、自由に自身の描いた世界を創造します。
独特な感性と不思議なオーラを持っていますので、なかなか周囲に理解され難いことも多くなります。ユーモアのセンスと大きな愛の力で人生を切り拓いていきます。

【まとめ】数秘術を生かして豊かな人生を

数秘術について解説しました。「数には意味がある」と伝え続けたピタゴラスの教えに触れることで、目に入る数を意識してしまうのではないでしょうか。

数秘術は神秘的な学問だといえますが、その人の全てが「決まってしまう」というものではありません。
他の占いと違うところは、数のもつエネルギーをいかに活用していくかという部分になります。

与えられた数を活かすも殺すも自分次第というように受け止めておくと、豊かな人生を切り拓く大きな助けになることでしょう。