海外の都市伝説10選

1. スレンダーマン(アメリカ)

スレンダーマンは、痩せた異様に背の高い男の姿をした存在で、顔は白くのっぺらぼう。
黒いスーツを着ており、子供を狙うことで知られています。
この都市伝説は2009年にインターネットの掲示板から生まれ、瞬く間に世界中に広まりました。
スレンダーマンが登場する怪談やゲーム、映像作品も多く、現代のホラーアイコンとも言える存在です。

2. ブラッディ・メアリー(イギリス)

ブラッディ・メアリーの伝説は、鏡の前で「ブラッディ・メアリー」と3回唱えると、血にまみれた女性の幽霊が現れるというもの。
この伝説は16世紀のイギリスの女王、メアリー1世に由来するとも言われています。
彼女は宗教的な弾圧を行い、多くの人々を死に追いやったため、「血塗られたメアリー」の異名で恐れられました。

3. ババ・ヤーガ(ロシア)

ロシアの都市伝説であるババ・ヤーガは、森に住む老婆の魔女で、人間を食べるとされています。
鶏の足で立つ家に住んでおり、空を飛ぶための乳鉢を持っています。
子供たちを誘拐して食べるという恐ろしい伝説があり、ロシアでは「ババ・ヤーガに捕まるよ」と子供たちを脅す言葉としても使われています。

4. 黒いタクシー(日本)

日本でも有名な都市伝説の一つ、黒いタクシーは深夜に現れる幽霊タクシーの話です。
タクシーの運転手が乗車する際には普通の人間に見えるものの、目的地に着くと消えてしまうと言われています。
また、タクシーのメーターには高額な料金が表示されるというバリエーションもあります。

5. ラ・ヨローナ(メキシコ)

メキシコのラ・ヨローナは、「泣く女」という意味の伝説で、子供を溺死させてしまった母親の霊が、今も川辺を彷徨いながら泣き叫んでいると言われます。
この伝説は、家族や子供に対する愛と後悔の物語として、多くのメキシコ人に語り継がれています。

6. キャトル・ミューティレーション(アメリカ)

キャトル・ミューティレーションは、アメリカの農場で起きる家畜の怪死事件を指します。
牛や馬が奇妙に解体され、血液が抜かれている状態で発見されることが多く、宇宙人や政府の陰謀、未知の生物の仕業だと言われています。
この現象は現在でも解明されていない部分が多く、オカルトマニアの間で語り継がれています。

7. キジムナー(沖縄・日本)

沖縄地方に伝わる妖怪であるキジムナーは、赤い髪を持った小さな子供の姿をしており、ガジュマルの木に住んでいると言われています。
漁師に幸運をもたらす一方で、キジムナーの機嫌を損ねると災いをもたらすともされています。
キジムナーは、沖縄の自然や伝統文化と結びついた不思議な存在として親しまれています。

8. バニシング・ヒッチハイカー(アメリカ)

バニシング・ヒッチハイカー(消えるヒッチハイカー)は、アメリカで広く知られている都市伝説です。
見知らぬ場所で車に乗せたヒッチハイカーが、目的地に近づくと突然消えてしまうという話。
後に調べると、その場所で以前に交通事故で亡くなった人物だということが判明するというオチが一般的です。

9. マノ・ペルーダ(スペイン)

スペイン語圏で知られる「マノ・ペルーダ(毛むくじゃらの手)」の伝説は、夜中に寝ている子供の元に現れるというものです。
毛深い手だけの怪物で、悪い子供や親の言うことを聞かない子供を引きずり込むと言われています。
この話は、子供たちをしつけるための脅しとして使われることが多いです。

10. スプリング・ヒールド・ジャック(イギリス)

19世紀のロンドンで恐れられた都市伝説の存在、スプリング・ヒールド・ジャックは、高い跳躍力と鋭い爪を持つ謎の怪人です。
彼は人々を襲い、火を吹き、驚異的な速さで逃げ去ったとされています。
この伝説は多くの新聞や目撃談によって広まり、当時のイギリス社会に不安を与えました。


世界各地には、時代や文化背景によってさまざまな都市伝説が存在します。
どの伝説も独特の恐怖と神秘性を持ち、語り継がれることで人々の記憶に残り続けています。
今回紹介した10の都市伝説も、時代を超えて多くの人々に語られ続けるでしょう。